『快適自転車ライフ』 疋田智箸
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自転車本
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僕が自転車通勤するようになった遠因の、ツーキニスト疋田さんの著書。ほんとはテレビディレクターだというこの人、ご本人も本職が何かわからなくなってきたとおっしゃるぐらい自転車関係の多方面で活躍されています。
本書は2002年、著者が自転車通勤されだして5年目に書かれている。 ママチャリを肯定して隣の駅まで言ってみようと誘いかける所から始まって、ママチャリの限界もさりげなく伝える。そしてご自身が自転車通勤されだしたエピソードや自転車の必須グッズ、そして欧米各国の先進自転車事情とアジアのそれとの対比、望むべき将来の姿へと結ばれている。素敵な一書。 同市(ドイツ・ミュンスター市)の都市計画課長は「市民が自然に自転車に移行できるために10年以上かけて道路のシステムを抜本的に変えた」と語った。
「自転車レーンを白癬で区切る」というのは、自転車活用のための道路整備、という観点からは1番コストのかからない手段であろう。だが、白線を引くだけでは、実は自転車を安全に走らせることは出来ない。
雨の中を走れない。それぞれのスピードに(体力に)倍以上の差がある。対自動車事故に関して被害を受けやすい。そのままでは自立できない。これらの特徴を持つ自転車は、いわば不完全な乗り物である。それがゆえに、その活用に関しての対策にはいつも複合的なものが求められるといえる。
さらに自転車レーンの敷設。これは自転車活用の理想として言うまでもないことだろう。そしてそこには絶対の原則がある。自転車レーンは「必ず車道を潰して作らねばならに」ということだ。時折見かける歩道を半分に区切った自転車レーンには何の意味もない。
ヨーロッパの各都市が「自転車を優遇する」のと同時に「車を制限する」という方向に政策を転換しているのは、そういう意味で、まさに整合性がある。 現代の日本がそうしつつあるように(私にはそう見える)「自転車も使いましょう、だけど、クルマの邪魔はしないでね」というのではまったく駄目だ。
公共の公共たる努力はインフラにこそ注ぐべきであろう。
で、注目すべき街がある。京都だ。この街がだいたいヨーロッパの各首都なみの規模。そして、だからと言うべきか、京都という街は自転車にとって適当な大きさだと思う。
一般的にいうならば、この日本ではまだまだ自転車への興味も感心も薄い。だが、ここ最近で自転車に関する色々なものが,少しづつ動き始めている。追い風は確かに吹いている。・・・(中略)21世紀は自転車とともにある。それを確かめたいと思っているのだ。
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